
十五代樂吉左衞門氏の作成した器は茶道の心得を持つ人々をびっくりさせた。
ふちに特徴があり、どうやって実際使うのかが気になるものである。 芸術性が高い作品のため使用するという発想がなかなか浮かびにくい。
このように作品としてガラスケースの中に展示されているのでなおさらである。 そして茶室はさらにサプライズが隠されている。
十五代樂吉左衞門氏のテーマは「守破離(しゅはり)」である。 千利休の言葉である「りつくして 破るとも 離るるとても 本をわするな」からきている。
水の庭に浮かぶ茶室には今までの常識を覆すとともに、 十五代樂吉左衞門氏の作品のみが合う独特の世界を作り出している。
コンクリート打ちっぱなしの部分が内部にあったり、日本建築には使用しない材料を使ったりと、 われわれの固定観念を打ち砕く破壊力と迫力がある。
この美術館のすばらしいところはそれだけではない。 建物自体や照明の工夫というところでグッドデザイン賞や優秀賞など国際的な賞を9つも受賞していることである。
日本のよさを凝縮した近代的な美術館である。 このように通常の業務とは無関係と思われる世界でも活躍しているのは意外でもあるが、 文化の発展というすばらしいことに貢献している。
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